The Complete Recordings 1979-1981 [2018年]
Bram Tchaikovsky
タイトルにあるとおり
コンプリート音源集
リリースされた3枚の全アルバムに
シングルなどが
ボーナス・トラックとして収録
未発表曲も入ってたので
ホントにこれで全部なのかな
3枚のうちアナログで2枚は所有してて
ぶっちゃけ代表曲以外はパッとしない印象でしたが
ボーナス・トラックにオイラが知らない
名曲があるのではと
ずっと気になってて
おもわずご注文
オタク的体質のサガです(^_^;)
結論から言うと
良い意味でダメなところがサイコー!
大発掘的な名曲はありませんでしたが
持っていなかったシングル曲とかが聴けたりで
気が済んだというか満足しました
簡単に説明しておくと
Bram Tchaikovskyという
芸名のギター&ヴォーカルのイギリス人が
Motorsという
パワー・ポップのガイドブックには
たいてい出てくるバンドに在籍
そこから途中で独立して
Bram Tchaikovskyという名前のバンドを結成
ややこしいね
シングル「Girl Of My Dreams」が有名
アルバムをMotorsのメンバーが
プロデュースしてたり
Motorsの曲をカバーしてたりで
なんでワザワザ抜けたのかがナゾ
3枚目のアルバムは
同じBram Tchaikovsky名義だけど
バンドではなくソロという説もあり
ややこしいね
アルバム全体ではそこまでかなぁ~と思っちゃうけど
シングル「Girl Of My Dreams」はたしかに
パワー・ポップ史に残る名曲
今回ガッツリ聴くにあたって
いろいろ見たり調べたりしてわかったことですが
なんと上記の名曲「Girl Of My Dreams」は
Heavy Metal Kidsのベーシスト
Ronnie Thomasさんが作ったんすね
Bramさん本人は
ぜんぜんパワー・ポップ仕掛けられてないじゃん
とか思っちゃったり(笑)
いやいや
アルバムの中にはなかなか良い曲も
ちゃんとあります
ちなみに
マイケル・モンローのカバーで有名な
「She's No Angel」も
Ronnie Thomasさんが作曲です
名前がチャイコフスキーだったり
アルバムのアートワークが
ロシア・アヴァンギャルド風だったり
なんでロシア推しなのかは謎
3rdアルバムは今回が初CD化だったりするみたい
Bramさん
このあと音楽から引退しちゃったみたいです
ぶっちゃけ売れなかったからだろうなぁ~
なんか哀愁を感じちゃいます
そんなところも含めて
パワー・ポップ好きは持っておきたい作品だと思いました