CLUB WOW その2

聴いてみたよ編



ホントにスゴいなぁ〜コレ
唯一のリリースの激レア・シングルも
もちろん収録されてますのでご安心を!
今回ビックリしたのは
それ以外の未発表曲のクオリティの高さと
「あの曲はCLUB WOWの曲だったのかー!」
とか
「CLUB WOWバージョンでこの曲が聴けるのかー!」
という発見が何個かあったこと
こんなに良い曲がイッパイあるのに
契約がとれず
それが原因でそのまま解散した
みたいな事がライナーに書いてありました
活動していた1982〜1985年
パンクやパワーポップにとっては
ツライ時期だったんですかね
わからないもんですね〜(^_^;)


前回のその1でも書きましたが
間違ってたる部分がありましたらスミマセン!
ではでは内容について


CLUB WOWのメンバーについて
今まで気にしてなかったのですが
今回はそこがポイントになってる気が...
DEAD BOYSが最後の方でゴチャってなって
STIV BATORSのソロになっていったワケですが
そのSTIVのソロ・アルバムには結局は
参加しなかった後の1982年に
ジミー氏が2人の友達と録音を始めたのが
このCLUB WOWだそうです


JEFF WESTとBILLY SULLIVAN
このお二人のことは存じあげてなかったのですが
ジェフさんは元TESTORS(ニューヨークのパンクバンド)のドラマー
ちょっと調べたら
のちに Walter LureのWALDOSにも参加してました
そういえば
DEAD BOYSのもう1人のギタリストのチーター氏も
TESTORSのヴォーカルと一緒にバンドやったりしてたし
ニューヨークのパンク・シーンは
みんな仲良しなんですかね(^^)


そしてもう一人のビリーさん
ジミー氏と地元のダチってカンジなんですかね
この方はセッション・ミュージシャンのようです
伝説的パワーポップ・バンドのRaspberriesとも関わりあるようです
2001年にソロ・アルバムを出していて
そこに今回のCLUB WOWの曲が何曲か入ってるみたいです
まだ未聴なんですが...(^_^;)
トレイラー的にリリース元のレーベルが
YouTubeにあげてるアルバムのタイトル・トラック
Nowhere Fast」もそんな1曲です


そして4人目のメンバーとして
ジミー氏が
DEAD BOYS最後期〜STIVソロ初期で一緒だった
Frank Secichを勧誘
地元のパイセンってカンジなのかな
元BLUE ASHでSTIV BATORSバンド
フランク氏の下の名前の読み方がずっと謎
どっかのライナーには「セシック」って書いてありました
STIV BATORSバンドの曲を取り上げてるのも
非常に興味深いです!
「A Million Miles Away」
フランク氏が作曲だし
ここで取り上げてるってことはもしかして
この曲もDEAD BOYSの最後期の曲として書かれてたなのかなぁ〜?
HANOI ROCKS解散後の1987年に出た
MICHAEL MONROEのソロ・アルバムにも入ってます


そ・し・て


今回の目玉の1つ
そのマイケル氏のソロ・アルバムには
ジミー氏の未発表曲として紹介されていた
「It's A Lie」
まさかジミー氏が唄うバージョンが存在してたとは!
そーいえば
CLUB WOW 唯一のシングルのB面に収録されていた
「The Nights Are So Long」も
そのアルバムでは同じく未発表曲という扱いでした
やはりCLUB WOWの存在は薄かったんですね〜(^_^;)
「The Nights Are So Long」は
1987年に再結成記念盤として
DEAD BOYSバージョンもリリースされてます

ビートルズのカバーなんてのも入ってますが
オイラ的にはあんまりです(^_^;)



目玉パート2!
STIVの96年にリリースされた
遺作アルバム「Last Race」(録音は1990年)に収録されてる
「Don't Go Away」のClub Wowバージョン収録!
マジかー!(^^)
2004年リリースされたSTIVの
ソロ・アルバム「Disconnected」25周年記念盤のライナーに
無くなる2週間前にこの曲を
パリでレコーディングしたみたいなコトが書いてありましたが
まさかオリジナル・バージョン(と言ってもよいですね?)が存在したとは!
というか遺作となってしまった「Last Race」がリリースされたことも奇跡だし
ホントに幻の奇跡的大名曲!

「Last Race」はもはや手に入れるのはそうとう難しいと思いますが
2015年に「Do You Believe In Magyk?」というタイトルで再発されてます
こちらは比較的まだゲットしやすいと思います


目玉パート3!
実は...


DVDとの2枚組なんです!
映像の部分はダウンロード販売していなかったので
何が何でも盤で欲しかったんです


コレがものすごい
MVが2曲に1982年のライブが6曲
MVはCD本編に収録の「There's A Fire」と
未収録の「War Zone」
え!


そーです
2000年にジミー氏監修でリリースされた
DEAD BOYSの発掘音源シングルに入ってたあの「War Zone」です
なんとこの曲もCLUB WOWバージョンがあったとは!
シングルのスリーブに映画のサントラの為に
DEAD BOYS用に書いたデモと記されてて
ジミー氏が歌っているので
さはど違いがないというか似ているというか
まさか同じ音源の使い回し?(^_^;)
シングルのスリーブには1980年録音と書いてあります
CLUB WOWは1982年からだからやっぱ違うのかなぁ〜
謎だ!


ライブ映像もかなりのモノでした!
ワンカメラで画質もそうとう粗いですが
動くCLUB WOWが見れるだけでサイコーです!
今のところ某YouTubeにも上がってない映像です
6曲見れます
結成年の1982年ということなんでしょうか
ほぼカバーです


1曲目 Box 202
イギリスのちょっとニューウェーブが入ってる
パンク/パワーポップのYACHTSが
1979年にリリースしたシングル曲
なんでこのバンドの曲なのか
接点などは不明です


2曲目 Detention Home
1981年リリースのDEAD BOYSのライブ盤の1曲目
(1979年の解散ライブの録音)
名曲なのでスタジオ・バージョン欲しかったなぁ〜
そのライブ盤では作曲のクレジットがチーター氏になってるけど
違う所でジミー氏作曲って書いてあるのも見たこともあり
ここでプレイしてるくらいだから
ジミー氏が正解?


3曲目 Evil Boy
1980年リリースのSTIVのソロ・アルバムの1曲目
作曲はジミー&フランクのコンビ
DEAD BOYS最後期の曲として書かれたんでしょう
実際にDEAD BOYSの最後期(STIV BATORS & THE DEAD BOYS名義)の
ライブ盤でもプレイされてるし
上記のシングル「War Zone」のライナーにも
そんなニュアンスで書かれてます


4曲目 A Million Milles Away


5曲目 In The Night
CD本編にも収録
ジミー&ビリーのコンビ作曲
これは純粋にCLUB WOWの曲ってことなのかな
ビリー氏のソロ・アルバムにも収録されてるようです


6曲目 Prettiest Girl
当時唯一正式にリリースされたシングルの曲
オリジナルはNeighborhoodsが1979年にリリース
オイラ的にはまぁまぁというか
なんでこのカバーで勝負しようとしたんだろ?
てカンジです(^_^;)
実際に今回の未発表曲の中に良い曲イッパイあったしね



以上!
かな?
他にも気づいたり
思い付いた時はまた続きを書きたいと思います


残念なのは
ほぼ流通に乗ってないってこと
せめて某アマゾンで買えるといいんだけど
極上のパワーポップなのに
やっぱ当時も今もニーズないのかなぁ〜?(T_T)


<追記 2016.09.01>
上記の「A Million Miles Away」が
昨年リリースされたBLUE ASHのコンピに未発表曲として収録されてるみたいです
オイラ未聴です
ということはオリジナルはBLUE ASHだったってこと?
スゲェ〜なぁ(^^)