ロニー (MODSとROCKが恋した男)

RYOJI2007-03-22

という映画の試写会に行ってきました。モーレツに感動したね。泣いたよ。
ロニー・レインの生涯を追ったドキュメンタリー映画。ロニーって誰?そうだよね、4〜5年前だったらオイラもそうだったと思うよ。SMALL FACES 〜 FACESのベーシストって言えば分かりやすいかな。でもこの映画はその前やむしろFACES以降のソロ時代の方を多く取り上げていて。正直言ってソロ時代のレコードなんてほぼ持ってないし、FACESもカッコイイとは思うけど、そんなに頻繁に聴いてたワケじゃないし、要はSMALL FACESだけでよかったんだよね。で、SMALL FACESって言ったらやっぱヴォーカルのスティーブ・マリオットじゃん。だから反省だよね。分かってたようなフリして「SMALL FACESサイコー!」とか言ってた自分がちょっぴり恥ずかしいね。そういう意味でもこの映画を見れて、「ロニーという人がどういう人物だったか。そして、その後はどういう人生を歩んで、そして亡くなったのか」というのを知ることが出来てホントに良かったッス。「アホやな〜、不器用な生き方してるな〜」って思っちゃうんだけど、それも随所で(笑)。でもね、本人が映画の中で「人生は短編映画のようなもんさ」って言ってて、トータルではカッコイイ短編映画(人生)だと思ったね。それもうらやましいくらい。こういう作品はだいたいちょっと美化されて描かれるもんだけど、それを差し引いてもロニーはナイスな奴でみんなにホントに好かれていたんだろうね。じゃなきゃわざわざクラプトンとかピート・タウンゼントとか出てこないでしょ。どうせだったらロッドとロンのコメントも見たかったなぁ〜。それは無理?
写真はロニーとスティーブ・マリオットが仲直りして81年に制作したアルバム。でも当時は未発表だったみたい。たしかSMALL FACESをかじり始めの頃にそれを期待して買ったんだけど、ちょっとガッカリしたんだよ。でも、映画を見終わってからあらためて聴き直すとジ〜ンとくるね。アルバムの最後に収録されてる「ALL OR NOTHING」のライブ・ヴァージョンなんて号泣!
明日のライブ会場へ向う車中はSMALL FACESが爆音だね。しばらくブームが続きそう。