Waiting For The Weekend - Vapors
Waiting For The Weekend [2021年]
Vapors
1978年から1982年までの活動期間の
ライブ音源以外のおそらくほぼ全曲を収録した
CD4枚組ボックス・セット
当時、リリースされた2枚のアルバムはもちろん
シングルのA&B面
さらに未発表のデモ、ミックス違い、ライブ
その中には完全未発表の3曲が含まれるとのこと
ずっと気になってて
結局、ゲットしちゃいました(^^)
JamのBruce Foxtonにフックアップされたバンドですし
CDの再発もCaptain Modからだったりで
なんとなくネオ・モッズ的なイメージもありますが
イギリス本国ではパワー・ポップ
もしくはニュー・ウェーブなバンドと
捉えられてるのかな
歪みが弱めでガツンと来ないギター
(褒めてます)
美メロが随所に散りばめられているんだけど
イマイチ爆発力に欠ける曲
(褒めてます)
そういうところがなんかグッとくる大好きなバンドです
初めての出会いは
Skankin’ Pickleが1996年のアルバムで
カバーしてた「Turning Japanese」
でも、そのときはオリジナルが誰かなんてのは
気にしていなかったと思います
なので、ちゃんと認識したのは
2000年くらいに
初期パンクとかパワー・ポップとかを
掘り始めた頃に聴いた1stアルバムの再発盤かな
では内容に
そしてマイ・プレイリストも書いていきます
■Disc-1 New Clear Days
1980年の1stアルバムと
その前後にリリースされたシングルなどを収録
2000年のCaptain Modからの再発盤よりも2曲多め!
「Turning Japanese (Edited Version)」と
完全未発表曲の1つ「Move (Demo)」
このディスクからは
「Trains」
「News At Ten」
「Somehow」
「Letter From Hiro」
「Prisoners」
「Waiting For The Weekend (Single Version)」
この6曲をチョイス
「News At Ten」はこのバンドで1番好きな曲
歌詞はちゃんと読んだことないけど
イントロを聴いただけ
なんだか泣けてくる最高にエモい曲
「Letter From Hiro」と
「Waiting For The Weekend」は
CD-Rでベストを作ってた頃なら
次点ってカンジでしたが
今回はプレイリスト方式なので当選(笑)
完全未発表曲の「Move (Demo)」は
残念ながら落選です
■Disc-2 Magnets
1981年の2ndアルバムと
その前後にリリースされたシングルなどを収録
2000年のCaptain Modからの再発盤よりこちらも2曲多め!
と言っても1つはインタビューなので実質1曲
「Spiders (Single Version)」と
「Interview With Dave Fenton」
実は2ndは持って無くて
何故かというと
持っていたベスト盤に入っていた
2ndの曲があんまり好みじゃなくて
1stは良かったけど
2ndで失速したバンドだと勝手に思って
チェックしていなかったんです
で、
今回ちゃんと聴いたら
2ndもぜんぜん良い!
スミマセンでした
このディスクからは
「Isolated Case」
「Civic Hall」
「Daylight Titans」
「Lenina」
「Silver Machines」
「Galleries For Guns」
この6曲をチョイス
1stアルバムよりもさらに繊細な美メロの数々
エモ度はアップしてます
ただパンク的な派手さはあまり無いので
パンクを求めて聴いていた20年前だったら
たしかにダメだったかもです
■Disc-3 New Clear Days - Alternative Versions
1stアルバム時期のデモ、オルタナバージョン、
ラフミックス、インストバージョンなどを収録
すべて未発表音源
スゴイ!(^^)
このディスクからは
「Turning Japanese (Alternate Version)」
「News At Ten (Alternate Version)」
「Turning Japanese (Edit - Demo)」
この3曲をチョイス
このバンドの代表曲の「Turning Japanese」
このディクスだけでも4つ
ボックス全体なら7バージョン入ってます(^^)
で、
あまりにも聴きすぎてて
今までの俺ベストでは外していたのですが
かなりトゥー・マッチなアレンジのAlternate Versionと
この曲の代名詞といえる
イントロのあのオリエンタルなフレーズが
曲の中ではほぼ出て来ないという
最初はあっさりしたアレンジだったのか!
なDemoの2つが
あまりに衝撃的だったので今回は入選
「News At Ten」は大好きすぎるので
Alternate Versionもチョイスです
■Disc-4 Magnets - Alternative Versions & Live
2ndアルバム時期のデモ、オルタナバージョン、
ラフミックスなど
さらに1979年のライブ音源11曲を収録
このディスクもすべて未発表音源だそうです
マジでスゴイ!(^^)
このディスクから
「Secret Noise」
「Caroline (Live At The Rainbow 03/12/1979)」
この2曲をチョイス
「Secret Noise」は
目玉である完全未発曲の3つのうちの1つ
録音の状態は良いので
デモではなくアウトテイクなのかな?
「Caroline」はライブ音源なのですが
スピーディーでグッとくるメロもあってかなりの良曲
スタジオ録音をして
ちゃんとアルバムなどに収録すればよかったのに
もったいない!
などと勝手に思ったり(^^)
バンドは2枚目のアルバムの売れ行きが悪くて
1982年に解散
切ないですね~(T_T)
以下、Wiki調べによる近況です
2016年に34年ぶりに再始動
2019年にはPaul Wellerは参加しない
Jamのリズム隊2人をメインとした
再現バンドFrom The Jamによる
Setting Sons 40th Anniversaryツアーの
オープニングアクトを努めたそうです
1979年のオリジナルのSetting Sonsツアーでも
実はオープニングアクトを努めていたそうなので
それも含めた再現ツアーってことですね
なんだか胸アツだし
やっぱモッズよりのバンドなのかなぁ~
て思っちゃいますね
そして2020年には新作アルバムをリリース
そのアルバムもまた良し!
サブスクで聴いてるけど
やっぱ盤もそろえちゃおうかなぁ~(^^)
さらに最近もデジタルでシングルを発表
とくに2021年のシングル「One Of My Dreams」は
Vapors節全開&哀愁たっぷりで
マジでサイコーな1曲です