Bite Back - Slaughter And The Dogs

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Bite Back [2018年再発盤] 

Slaughter And The Dogs

 

今さらですが

結局、ゲットしてしまいました

終活中のハズなのに!

この2ndアルバム

あんまり個人的には評価が高くなくて

そもそもこの作品を

Slaughter And The Dogsのディスコグラフィーに入れてよいのか?

という疑問もあったり無かったりで

ヴォーカル違うし

ドラムも違うし

当時も「And The Dogs」無しの

「Slaughter」名義でリリースしてたワケで

ちょっと違うバンドとして捉えてたっぽいし

でも

ギターのMick Rossiが

のちのThe CultのBilly Duffyらと

この2ndの制作以前にやっていたバンド(プロジェクト?)

Studio Sweetheartsの未発表曲が

3曲もボーナストラックで収録されてるってのは

やっぱり魅力的なワケで

ずっと気になってました

 

これまでにStudio Sweetheartsの発表されてる作品は

シングル1枚の2曲のみ

Slaughter And The Dogsのシングルスに収録されてて

そこで聴けた

スウィートな楽曲が好きでした

元々メロウな部分もある

Slaughter And The Dogsから

チンピラ具合を抜いたカンジ

今回の3曲も期待通りでやっぱゲットして良かったです

 

Studio Sweetheartsのドラムは

元EaterのPhil Rowland

2ndアルバムにも参加してます

 

2ndアルバムのヴォーカルは

Eddie Garrity

Billy Duffyもこの人も元Nosebleeds

あのモリッシーが在籍してたことで

知られているバンドです

 

今回の再発盤

2CD+DVDの3枚組という

やたらと豪華な作り

オリジナルは1980年リリース

38周年記念ということだったんでしょうか?

そのCD2枚目とDVDに何が収録されてるのか

レコード屋さんのインフォだと

イマイチ良く分からなくて

自分なりに調べたら

どうやらギターのMick Rossiが

Slaughter And The Dogs解散後に組んだ

Duellistsというバンドの音源と映像らしい

ということまでは突き止めたのですが

それ以上のことは

手元に届くまで分かりませんでした

 

スタジオ録音が1曲と

ライブ音源が9曲

DVDはそのままその映像

 

ライブではメンバー全員が

19世紀のヨーロッパ的なファッションを着て

何故かコーラス担当の男が2人もいるという謎の編成

一瞬、その2人がバイオリン(フィドル?)を弾く場面もありましたが

基本はコーラスのみ

普通だったら手持ち無沙汰で

棒立ちになるであろうポジションですが

ノリノリでステージングしてるのが素敵でした

 

バンド名の意味を調べようとしたら

1977年のリドリー・スコット監督の

デュエリスト 決闘者」という映画がヒット

1800年のフランスが舞台なので

メンバーが着てたファッションはドンピシャ

おそらくこの映画がバンド名やコンセプトの

元ネタなのかなぁ~

違ってたらスミマセン!

 

サウンド

Mick Rossiのメロウな部分が存分に発揮されてて

80年代ならではのキーボードを大フィーチャーした

New Waveなロックといったカンジ

とは言っても基本はパンクな人なので安心です

先程のStudio Sweetheartsと同様で

Mick Rossiがギターを弾きながら

メイン・ヴォーカルもとるスタイル

これが上手くて実にカッコイイ!

 

The AlarmみたいにNew Wave / alternative

ロック・バンドとして

もしくは後のゴスと呼ばれるジャンルとして

売れても良かったのになぁ~

なんて2022年に下北沢の片隅で思ってます

 

Duellists

ずばり好き!

もっと聴きたい

不思議な作りのこの再発盤

マジでもっと早くゲットすればよかった(^^)

 

 

P.S.

今回の再発盤

ジャケはオリジナル盤と同様に「Slaughter」名義ですが

CD背表紙やライナーの中は「Slaughter And The Dogs」名義

ライナー読んだら

当時、レコード会社の意向で

新しいスタートということで

「Slaughter」名義になったと書いてありました

Mickの中でこの作品も

「Slaughter And The Dogs」ということみたいです

YouTubeをさまよっていたら

2021年に2ndアルバムのメンバーで再現ライブをやったみたいです

(ホントは2020年に40周年ということがコロナで2021年に延期?)

そのライブの宣伝映像では「Slaughter」名義

どっちやねん?

と謎は深まりかけたのですが

Wikiを見てヒントを発見

1990年代から活動を再開していたバンドですが

なんと2019年にオリジナルのヴォーカルのWayne Barrettが

Mickを含む全員を解雇して

新メンバーでSlaughter And The Dogsを続けると宣言したそうです

バンド名の商標登録もしたとあるので

2021年の再現ライブでは

「And The Dogs」名義が使えなかったっぽいですね

MickがいないSlaughter And The Dogsなんて

ぶっちゃけ魅力ないなぁ~

この再発盤のリリースが2018年

まさかコレがケンカ別れのキッカケだったりしたら

イヤだなぁ~

みんな仲良くできないものですかね(^^)