Hanky Panky - TH eROCKERS
Hanky Panky [1981年作品]
まぁ、いつもそうだと言えますが
今回は(も?笑)
かなり備忘録的内容です
昨年、38年ぶりにリリースされた新作アルバムを
どれが完全新作で
どれがリメイクで
どれがカバーなんだっけ?
と、ちょっとオタク的に聴きなおしてたら
クレジットの中に「高橋研」というお名前を発見!
たしか
カバーアルバム「Hanky Panky」の訳詞を
担当してた方だったはず
ということで引っ張りだしてきました
ちなみに
新作アルバムの収録曲については
詳しく載っています
聴くのはホントにひさびさ
ぶっちゃけ
世間的な評価は低いんだと思います
好きな人は好きなんだろうけど...
ホームページのディスコグラフィーにも載ってないし
2016年のバンド40周年記念の
再発祭りのときも
この作品は抜けてたし
つまりそういう作品ってことなのかなぁ(^_^;)
そういえば
カバーアルバムってことだけど
オリジナルって誰なんだろう?
まぁオタク体質なんで
当然そーなりますよね(^^)
オイラが持ってるのはQ盤という廉価盤CD
とくにライナーとか解説は無いし
クレジットの字も小さい小さい
下手すると潰れてたり(涙)
オリジナルのLPには解説あったのかなぁ~?
プロモ用の7インチってのが
当時、あったみたいで
それには解説が載っていたみたいです
仕方がないので自力で調査開始!
A面(1~7)は「ROCK N ROLL SIDE」と
名付けられてて
50~60年代のロカビリー曲がメイン
ロカビリー詳しくないので完全にネット頼み!(^^)
HANKY PANKY
Tommy James & The Shondellsで有名ですが
The Raindropsというバンドが
オリジナルなんだそうです
2.ドライビンナイトメドレー
●AIN'T THAT A SHAME / Fats Domino
●GREAT BALLS OF FIRE / Jerry Lee Lewis
●TUTTI FRUTTI / Little Richard
メドレーの2曲目
クレジットは「GREAT BALL OF FIRE」
になってて
BALLのあとのSが抜けてます
3.冷たくしないで
DO'NT BE CRUEL / Elvis Presley
4.ブルージン・バップ
BLUEJEAN BOP / Gene Vincent
クレジットにはBLUEとJEANの間にスペースがあるのですが
それだと検索になかなか引っかからず
ちょっと苦労しました(^_^;)
5.ムーディナイトメドレー
●SHE SHE LITTLE SHEILA / Gene Vincent
●SAY MAMA / Gene Vincent
●YES I LOVE YOU, BABY / Gene Vincent
メドレーの3曲目
クレジットには「YES I LOVE YOU」と記載
まぁ~これがネットでぜんぜん引っかからず
作者名でもダメ
最終手段として歌詞を入力
そしたら引っかかりました
YOUのあとのBABYがポイントでした(笑)
3曲ともGene Vincent
6.ヘイ グッド ルッキン
HEY GOOD LOOKIN' / Hank Williams
7.ドント ワリ― ベイビー
DON'T WORRY BABY / Beach Boys
この曲、B面に入ってた方が自然ですよね
B面(8~14)は「POPS SIDE」と
名付けられてて
50~60年代のポップスと
ガレージ系などのバンドの曲が取り上げられてて
後者に関してはかなり興味深いです
1.クレイジー ラブ
CRAZY LOVE / Paul Anka
2.ブラック イズ ブラック
BLACK IS BLACK / Los Bravos
60年代のスペインのバンドだそうです
3.涙のレター
THE LETTER / Box Tops
パワーポップの最重要人物の1人であるAlex Chiltonが
Big Starの前に在籍していた60年代のバンドのヒット曲
ただ、
ストーンズの「黒くぬれ!」的な?
もしくはディスコ調のオクターブなベースのアレンジは
オリジナルには無いんです
誰のバージョンをお手本にしたのか
TH eROCKRSによるアイディアなのか
知りたい~!
4.キッス
KICKS / Paul Revere &Raiders
60年代のアメリカのバンドの曲
Damnedの変名バンド
Naz Nomad and the Nightmaresが
取り上げているのが有名
5.恋の手ほどき
1-2-3 / Len Barry
アメリカのブルー・アイド・ソウル・シンガーだそうです
オイラが持ってる
モッズやノーザン・ソウルのコンピにも
この曲が収録されてましたので
知る人ぞ知る曲みたいです
6.プリティ ウーマン
OH PRETTY WOMAN / Roy Orbison
7.ハンキ― パンキー
HANKY PANKY / The Raindrops
1曲目と同じ曲ですが
こちらはちょっとテンポ・アップになってます
これもお手本のバージョンがあったり?
以上。
ウォー!
整理できて
モーレツにスッキリしました(^^)
このアルバム
近田春夫さんがプロデューサーだと
勝手に思い込んでこんでましたが
今回、ちゃんとクレジットを見たら
「スペシャル・サンクス欄」に
お名前が載ってるだけでした
実際はどのくらい関わっていたのでしょう?
誰が?
どいう基準で?
どの曲をどう選んだのかが非常に気になります
とくにガレージ系の曲と
ほぼ同じ時期の映画「バースト・シティー」のサントラの
「セルナンバー8」の元ネタなどは
当時それなりにマニアックだったと思うのですが
そんなこともないんでしょうか?(^^)
それにしても
1981年にロッカーズは
このカバーを含めて
3枚もアルバムをリリースしてるんですね
曲も速いけど
リリースも早い!
「このスピードについてこれるか!」
というのが1stアルバムのコピーですが
リリースの早さに
メンバーがついていけずに脱退
そして解散となってしまったんですかね?(涙)