Lords Of The New Church

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New Church 7" [1982年作品]

Lords Of The New Church

 

クリスマスだからローズを聴いてます

って関係ないですね

高校生(中学校だったかな?)のときに出会って

ずっと大好きで

もう30年くらいこのバンドを聴いてるのですが

このデビュー7インチ

シングル・バージョンだったことに

今さら気づきました(^_^;)

 

最初にLPで見つけて

それをカセット・テープにダビングして

すりきれるまで聴いて

そのうちCDが出回りだして

何度か再発されたり

ベストやコンピが出たり

で、ちょっとレアだった

この7インチもあとになってから手に入れて

でもバージョン違うと思ってなかったし

もったいないと思って

針を落としたことがありませんでした

 

両面とも

アルバム・バージョンより

テンポはちょい遅めで

リズムもちょっとヌルっとしてます

A面の「New Church」の出だしのキーボードが

例のトッカータとフーガのフレーズではなく

それっぽい風のメロディで

よりゴスっぽいというか

おどろおどろしいカンジです

ヌルっとしたリズムと相成って

全体的にドロドロしてて

コレはコレで良いです

 

ドラムの人は

ちょっと前まで

ボーダーTシャツにホワイトジーンズで

爽やかにパーパパパーってやってたのに

こんな黒くゴスになるなんて

バンド人生って面白いですね(^^)

 

このシングル・バージョン

オイラが調べた限りでは

今まで何枚もベストやコンピがリリースされているのに

収録されていないので

是非CD化を希望します

 

12インチ・シングル収録の

ロング・バージョンやミックス違いとか

ライブ盤「Scene Of The Crime」の2枚組LPに付いてた

おまけの12インチなど

そういうのを合わせて

コンピ盤「Lords Prayer」の第3弾として

CDでリリースされないかなぁ~

2020年にニーズないですかね(^_^;)

 

↑こちらのYouTubeはアルバム・バージョン

ちょっと探したけどシングル・バージョンは

見つかりませんでした

 

 

What About Me

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What About Me

[1993年作品/DVD国内発売2005年]

 

やっと見れました

ジョニー・サンダースが音楽を担当

さらにちょろっと出演してるという映画が存在している

ということと

それを字幕付きで見られるということを

ジョニー・サンダース解説本で知ってから

ずっと気になってました

 

Amazonでお手頃価格になっていたのをゲット

出演シーンはホントにちょろっとですが

やっぱジョニー・サンダースはカッコイイ!

ギャング姿のジェリー・ノーランもステキ!

ディー・ディー・ラモーンの足の細さにビックリ!

リチャード・ヘルはまぁまぁシーン多めで

普通に演技してる! ←失礼!?(^^)

 

要所要所で流れる

ジョニー・サンダースの音楽も最高!

 

エンディングも含めて

せつなすぎるストーリーは好きな人は好きってカンジです

モノクロで雰囲気があって良いし

狙ってのことなのかもしれませんが

もう少しだけ画質が良ければなぁ~

元々そういう仕上がりだったのか

マスターの保存状態が悪かったのかわかりませんが

 

93年発表ということですが

いつころ撮影してたんだろ?

ジョニーが亡くなったのが91年

ジェリーもディー・ディーも

みんな亡くなってしまった現在

動いてる(演技している)彼らが観られる

ってことだけでもオススメかもです

 

Aura - The Mission

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Aura [2001年作品]

The Mission

 

先日、ワゴンセールでゲットした1枚

これはめちゃめちゃアタリでした

コスパ最高!(^^)

 

1986年に結成のイギリスのバンド

ちゃんと聴いたのいつぶりだろ?

ポジパンというジャンルがあるのを知ったのが

たしか中学生の終わり頃?

それとも、もう高校生だったかなぁ~?

当時はゴシックっていうジャンル名がなくて

ポジティブ・パンクの略でポジパン

ヴィジュアル系って言葉もまだない頃

なんだか懐かしいなぁ~

 

ゴシックというジャンルは

ある意味、美しさの追求で

そこにはメロディの美しさも

含まれるから

オイラの美メロ好きって部分と

リンクするんですよね~(^^)

 

ちょっと調べたら

このバンド

今まで2回解散してるんですね

で、これは

1回目の再結成の1番最初のアルバムだそうです

Sisters of Mercy時代からの盟友で

このバンドの創設メンバーである

ベースのCraig Adamsが一旦は脱退してたものの

この作品から復帰してるもの

大きいのかもしれないですね

オイラが聴いてた初期っぽさを感じれて

非常にとっつきやすかったです

 

これぞミッション

というまさに王道ナンバー!

 

なんかThe Cureっぽい

かわいいナンバー(^^)

 

またガッツリ聴いていこうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

Hanky Panky - TH eROCKERS

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Hanky Panky [1981年作品]

TH eROCKERS

 

まぁ、いつもそうだと言えますが

今回は(も?笑)

かなり備忘録的内容です

 

昨年、38年ぶりにリリースされた新作アルバムを

どれが完全新作で

どれがリメイクで

どれがカバーなんだっけ?

と、ちょっとオタク的に聴きなおしてたら

クレジットの中に「高橋研」というお名前を発見!

たしか

カバーアルバム「Hanky Panky」の訳詞を

担当してた方だったはず

ということで引っ張りだしてきました

ちなみに

新作アルバムの収録曲については

TH eROCKERSオフィシャル・サイト

詳しく載っています

 

聴くのはホントにひさびさ

ぶっちゃけ

世間的な評価は低いんだと思います

好きな人は好きなんだろうけど...

ホームページのディスコグラフィーにも載ってないし

2016年のバンド40周年記念の

再発祭りのときも

この作品は抜けてたし

つまりそういう作品ってことなのかなぁ(^_^;)

 

そういえば

カバーアルバムってことだけど

オリジナルって誰なんだろう?

まぁオタク体質なんで

当然そーなりますよね(^^)

オイラが持ってるのはQ盤という廉価盤CD

とくにライナーとか解説は無いし

クレジットの字も小さい小さい

下手すると潰れてたり(涙)

オリジナルのLPには解説あったのかなぁ~?

プロモ用の7インチってのが

当時、あったみたいで

それには解説が載っていたみたいです

仕方がないので自力で調査開始!

 

A面(1~7)は「ROCK N ROLL SIDE」と

名付けられてて

50~60年代のロカビリー曲がメイン

ロカビリー詳しくないので完全にネット頼み!(^^)

 

1.ハンキー・パンキー

HANKY PANKY

Tommy James & The Shondellsで有名ですが

The Raindropsというバンドが

オリジナルなんだそうです

 

2.ドライビンナイトメドレー

●AIN'T THAT A SHAME / Fats Domino

●GREAT BALLS OF FIRE / Jerry Lee Lewis

TUTTI FRUTTI / Little Richard

メドレーの2曲目

クレジットは「GREAT BALL OF FIRE」

になってて

BALLのあとのSが抜けてます

 

3.冷たくしないで 

DO'NT BE CRUEL / Elvis Presley

 

4.ブルージン・バップ 

BLUEJEAN BOP / Gene Vincent

クレジットにはBLUEとJEANの間にスペースがあるのですが

それだと検索になかなか引っかからず

ちょっと苦労しました(^_^;)

 

5.ムーディナイトメドレー

●SHE SHE LITTLE SHEILA / Gene Vincent

●SAY MAMA / Gene Vincent

●YES I LOVE YOU, BABY / Gene Vincent

メドレーの3曲目

クレジットには「YES I LOVE YOU」と記載

まぁ~これがネットでぜんぜん引っかからず

作者名でもダメ

最終手段として歌詞を入力

そしたら引っかかりました

YOUのあとのBABYがポイントでした(笑)

3曲ともGene Vincent

 

6.ヘイ グッド ルッキン 

HEY GOOD LOOKIN' / Hank Williams

 

7.ドント ワリ― ベイビー

DON'T WORRY BABY / Beach Boys

この曲、B面に入ってた方が自然ですよね

 

B面(8~14)は「POPS SIDE」と

名付けられてて

50~60年代のポップスと

ガレージ系などのバンドの曲が取り上げられてて

後者に関してはかなり興味深いです

 

1.クレイジー ラブ

CRAZY LOVE / Paul Anka

 

2.ブラック イズ ブラック

BLACK IS BLACK / Los Bravos

60年代のスペインのバンドだそうです

 

3.涙のレター

THE LETTER / Box Tops 

パワーポップの最重要人物の1人であるAlex Chiltonが

Big Starの前に在籍していた60年代のバンドのヒット曲

ただ、

ストーンズの「黒くぬれ!」的な?

もしくはディスコ調のオクターブなベースのアレンジは

オリジナルには無いんです

誰のバージョンをお手本にしたのか

TH eROCKRSによるアイディアなのか

知りたい~!

 

4.キッス

KICKS / Paul Revere &Raiders

60年代のアメリカのバンドの曲

Damnedの変名バンド

Naz Nomad and the Nightmaresが

取り上げているのが有名

 

5.恋の手ほどき

1-2-3 / Len Barry

アメリカのブルー・アイド・ソウル・シンガーだそうです

オイラが持ってる

モッズやノーザン・ソウルのコンピにも

この曲が収録されてましたので

知る人ぞ知る曲みたいです

 

6.プリティ ウーマン

OH PRETTY WOMAN / Roy Orbison

 

7.ハンキ― パンキー

HANKY PANKY / The Raindrops

1曲目と同じ曲ですが

こちらはちょっとテンポ・アップになってます

これもお手本のバージョンがあったり?

 

以上。

ウォー!

整理できて

モーレツにスッキリしました(^^)

このアルバム

近田春夫さんがプロデューサーだと

勝手に思い込んでこんでましたが

今回、ちゃんとクレジットを見たら

スペシャル・サンクス欄」に

お名前が載ってるだけでした

実際はどのくらい関わっていたのでしょう?

 

誰が?

どいう基準で?

どの曲をどう選んだのかが非常に気になります

とくにガレージ系の曲と

ほぼ同じ時期の映画「バースト・シティー」のサントラの

「セルナンバー8」の元ネタなどは

当時それなりにマニアックだったと思うのですが

そんなこともないんでしょうか?(^^)

 

それにしても

1981年にロッカーズ

このカバーを含めて

3枚もアルバムをリリースしてるんですね

曲も速いけど

リリースも早い!

「このスピードについてこれるか!」

というのが1stアルバムのコピーですが

リリースの早さに

メンバーがついていけずに脱退

そして解散となってしまったんですかね?(涙)

 

The Sounds Of Science - Beastie Boys

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The Sounds Of Science [1999年作品]

Beastie Boys

 

ちょっと前にワゴンセールでゲットした1枚

実際は2枚組のベストですが

やっとゆっくり聴けました

 

学生のころ

ビースティー聴くのがオシャレみたいなのがあって

頑張って聴いてたなぁ~

でも当時はラップって

カッコイイとは思うんだけど

なんかハマれなくて

途中で飽きちゃうというか

ずっと聴いていられないんすよね~

やっぱオイラ的には

メロディがないとダメなのかなぁ~

 

今回、少しは大人になったので

ラップも良いカンジで聴けるかなぁ~と

自分のレベルアップに期待してたのですが

やっぱアツくなるのは

「Fight For Your Right」や

「Sabotage」など

 

そして

やっぱり1番好きな曲は

「Egg Raid On Mojo

でした

 

というワケであの頃から

1ミリも成長していなかったことが判明!(^^)

 

 

いつかティファニーで朝食を - マキヒロチ

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 いつかティファニーで朝食を [全14巻]

マキヒロチ

 

読了!

おもしろいよ~

とオススメされて

軽い気持ちで読み始め

なんでグルメ・マンガ?

それも朝食がテーマ?

と思ってましたが

 

だが、しかーし

キャラ設定の丁寧さや

ストーリーがまぁ~深い!

すぐにハマってしまいました

ちょっと大人な青春群像劇?

この作品の登場人物たちの物語を

ずぅ~っと見守っていたくなります

終わって欲しくないけど

話の先が早く知りたい

というパラドックスにおちいります(笑)

10巻に掲載の

ある1つの出来事を

主要メンバーのそれぞれ視点で

1話づつ描いていくところは

とくに読み応え十分!

 

終わり方も素晴らしく

すべての展開を気持ちよく回収してくれて

読後感スッキリでサイコーです

 

このメンバーたちのこの後を

ずっと読みたくなっちゃうので

渡る世間は鬼ばかり」方式で

ときどき発表してもらいたいです(^^)

 

ただ

要所々々に出てきて

主人公たちをはげます音楽が

GOING STEADY

てのがオイラ的には少し気になりました(笑)

 

Carcass

Napalm Deathを聴いたら

当然、このバンドも聴きたくなっちゃいます

中心メンバーの1人である

ギターのビル・スティアーが

本家Napalm Deathを卒業して

分家として別にグラインド・コア

極めていったというイメージがあるかもですが

先にCarcassが始まってて

Napalm Deathの創世記を

掛け持ちで手伝ってたってのが

正しいのかな

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Reek Of Putrefaction [1996年国内盤CD]

 

1988年の7月にリリースされた

グラインド・コア史上に重要な1枚

かも?

というのも

音はひどいし

ジャケもひどい!(笑)

死体の写真をコラージュしたもの

まぁ、バンド名も「死体」って意味ですし

 

今回は自主規制ということで

96年に日本で初CD化されたときの

オリジナルのジャケットを覆っていた

カバーの方をアップしてます

音はなんだかモコモコしてるし

歌詞やアートはひたすらグロテスク

ただリリースのタイミングが

グラインド・コアの金字塔と言われている

Napalm Deathの2ndアルバムより

約2ヶ月ほど先に世に出ているという事実は

重要かと思います

 

ちなみにベースの

ジェフ・ウォーカーは

Napalm Deathの1stアルバムの

ジャケのデザインを担当してます

多才っすね~

 

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Symphonies of Sickness [1989年作品]

 

曲の長さが伸びて

デスメタル的なリフも多用されています

Napalm Deathの3rdが1990年リリースなので

先にデスメタル的アプローチを取り入れて

作品を完成させていたというのが

興味深いところです

ただ

音はまだモコモコしてます(笑)

 

この2枚の

音はモコモコ

歌詞はグロテスク

というイメージが

のちにグラインド・コアから派生した

ゴア・グラインドのオリジナルとも言われてます

 

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 Necroticism: Descanting The Insalubrious [1991年作品]

 

3rdアルバム

もう1人ギターが加わって

ツインギター体制へ

そのギタリストというのが

のちのアーチ・エネミーのマイケル・アモット

メタル度アップで

グラインド・コアの進化の可能性を示した

重要作と言えると思います

正直、この頃

コドモながらに

CarcassがNapalm Deathを抜いたな

と思ってました!(^^)

 

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Heartwork [1993年作品]

 

4thアルバム

これはマジで歴史的名盤と言ってよいでしょう

リード曲の「Heartwork」のイントロを

聴いたときマジでぶっ飛びました

グラインド・コアのみならず

エクストリーム・ミュージックや

ラウド・ミュージックと言われるシーンで

天下取ると思いました

ジャケのアートワークは

映画「エイリアン」のHR Gigerが担当してます

 

ロディアスさがアップしたそのサウンド

のちのメロディック・デスメタルの原型と言われてます

 

しかし

そのサウンドの形成に大いに貢献したであろう

ギターのマイケルがレコーディング後に脱退

レコード会社とも関係が上手くいかず

バンドは停滞します

 

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 Swansong [1996年作品]

 

 1996年に欧米で遺作を意味する言葉である

「スワン・ソング」を発表してバンドは解散

デスメタル色がかなり薄れた内容に

当時は解散も仕方ないなぁ~と思ってましたが

あるライターさんが

このアルバムを

デスメタル化したMEGADEATHと高評価していて

これはこれでバンドが続いていたら

メタル・シーンで

スゴイことになっていたのかもしれないですね

 

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Surgical Steel [2013年作品]

 

2007年に中心メンバーの2人

ジェフとビルにマイケルも加わって

12年ぶりに再始動

のちにマイケルは

自分の音楽に専念するために再び脱退

そして

2013年に17年ぶりのアルバムを発表

1992年のシングル「Tools Of The Trade」の

ジャケット・デザインを

そのまま写真で再現したかのような

アート・ワークにもグッときましたが

サウンドももろにその頃の延長で

もはや最先端な音ではないかもしれないですが

ファンとしては嬉しい1枚です

やっぱCarcassが最強かなぁ~(^^)

 

それにしても

Napalm Death人脈はスゲェーっすね

さすが帝王です